選択すべき道





あなたの涙を見ていると


とても切なくなる


私にはあなたの答えを待つことしか出来ない


あなたが越えなければならない壁なのだから………




「私にはあの方の魂は救えませんわ」



ピンク色の髪の毛をなびかせて、自宅の庭でただ立っている。
ベッドで寝ているあなたは時々涙を流しながら寝ていること、私は知っていた。
きっと親友との戦いの夢を見ているのだろうと。
いつも悲しい瞳ばかりするあなた。
少しは笑ってて欲しいのに。
出来るわけもないことは私も知っている。
何を求めているのか。
どうしたいのか。
彼自身が出さなければならない答えなだけに、私は何もすることはできない。



「ただ、あなたの出す答えに肯定も否定もしません、だけど………」



私は呟く。
きっと彼はきちんと答えを出すだろう。
納得する答えを。
その時は私はどうなるのか。



「あなたが出した答えにあなたが後悔しないだろうということはわかっています」



そう、彼は強い。
涙もろいかもしれないけれど、強いのだ。



「その強さを、私は信じています」


そう、今は信じるだけ。
悩んで、答えを出して。
私が導こうとすれば彼はくっついてくるだろう。
ただ肯定も否定もせず。
それではいけない。
だから、私では彼の魂は救えないのだ。




「あなたの出す答えに、光が導かれんことを―――」



切に願っています。
彼の寝顔を見ながら願う。




それがどんな結果になろうとも。
決して諦めないことを―――――




END