きっと、また


きっといつか交わる線があることを知っているから。



想いは一緒だということを知っている。
それもまた理解しているつもりで、だからこそと薬指に光る指輪をそっと外した。
一緒に宇宙へは行けない。
国家を背負う身として、この惨事の中離れるわけにはいかないのだ。
ここで自分の想いを優先して一緒に行ってしまえば後悔するのなんてわかってる。
だから。


「私はここで待つ。だから、今は」


一人ごちるその先には未来が待っている。
きっと明るい未来が。
それを掴むために皆に託した。

「カガリ、行くぞ」

キサカの一言に「あ、うん」と頷く。
父から受け継いだこの国を今度こそ自分の手で守るのだ。
父を守れなかった非力な自分にはもうなりたくはない。


「待ってるから」


その手に未来を掴んで帰ってくることを。


「アスラン、ごめん」


指輪を机の上にそっと置いて部屋を出る。
これから旅立つアークエンジェルを見送るために。
その歩みを早めて、廊下を駆け抜ける。


未来はこの手に。


きっと、また会えるから。







post script
カガリがアークエンジェルを見送る前の話。
私、この辺の皆が大好きですよ。ここのカガリの成長っぷりが嬉しくてたまりません。
アスランも見習って、成長しなさい、全く(笑)カガリはいい女になると思いますよ。
ウズミさまに似た、良い代表にね。


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