あからさまな否定
あ、面白い反応だ。
そう思ったけれど、それを口にすると文句を言われるのはわかっているので、スティングはあえて口を噤んだ。
目の前にいるアウルとステラと。
二人のやり取りを見ているうちについ、言葉を滑らせたのだ。
「アウル、お前、ステラのこと結構気に入ってるのか?」
すると面白いくらいに戸惑ったアウルの顔が伺えて。
スティングは言葉を一瞬失ってしまう。
「ばっ・・・そんなことあるわけないだろっ!」
その思い切り否定してるあたり、そうですと言ってるようなものだとスティングは思った。
けれど、これ以上アウルの機嫌が悪くなるのは自分的にも困る。
ステラはそんな様子、目にとめないらしくきょとんとした顔をしていた。
「・・・・・・わーったよ、はいはい、そろそろ行くぞ」
スティングはアウルを軽くあしらうと歩き出す。
「なぁ、聞いてるのか、スティング!」
「聞いてる聞いてる」
「聞いてねーじゃん!!」
「聞いてるって」
「ステラのことなんて・・・・・・」
そう言いかけたアウルの言葉を小さな声が遮る。
「ステラ・・・アウルもスティングも好き」
小さな呟きに驚いた顔した二人。
そんなのは最初からなかったかのようにステラはすたすたと歩いていた。
「・・・は?」
数秒経った後に呟いたアウルの声は何とも言えない間抜けな声だったとか。
ぶーっと噴出したスティングは終始笑いっぱなしで。
どんな言葉で反撃して良いのかわからなくなったアウルは言葉に詰まった。
「ほら、アウル行くぞ」
スティングの言葉でやっとぴくり、反応したアウルは歩きながら文句を並べた。
「だから僕はステラのことなんてどーでもいいんだっつーの!」
「はいはい」
「聞いてる?なぁ、聞いてる?」
「聞いてる聞いてる」
「聞いてねーだろ!なぁ、スティング!」
「だから僕はステラのことなんて何とも思ってないんだって――――っ!!」
アウルの叫びは艦内に響き渡る。
そんなのは日常茶飯事のため、誰も反応することはなかった。
何よりも一番わかっているスティングは『素直じゃないなぁ』と心の中で呟いていたのはココだけの話。
終
*書いてみました、連合。好きです、連合(笑)
だってすごくかわいいんだもん、アウルもスティングもステラも。
いいよねー、ここの家族(笑)
連合本販売の前にちょっとした小ネタを書いてみました(笑)