題名どおりのこのタイトルの本を巡って、色々な話が繰り広げられます。
4つの章があって、1章が「待っている人々」、2章は「出雲夜想曲」、3章は「虹と雲と鳥と」、4章が「回転木馬」。
私の好きな話は2章の「出雲夜想曲」。
この話の主人公である堂垣孝子と江藤朱音が『三月は深き紅の淵を』の作者を巡って、出雲に向かう列車の中で推理をしていく
…そんな話。 実は意外なところで答えは出てくるのですが…。
この二人のやりとり結構好きです。 推理の展開の仕方も結構好みvあとタイトルが気に入ってるというのもありますね。
次に好きなの3章の「虹と雲と鳥と」。
タイトルの印象は「きれいだなぁ」って感じでした。中身はちょっと違いますが(^^;
タイトルに似合わず、すごく切ないストーリーです。この章ちょっと泣きそうになりました。
異母姉妹の二人が奇妙な死を遂げた。
その中の一人、篠田美佐緒は亡くなる少し前に従姉である野上奈央子にある一冊のノートを送る。
このノートから奈央子は、あんなに仲の良かった二人はどうして亡くなったのか疑問に思い、その謎を探る…という話。
探っていくうちに色々な顔が見え隠れする二人の姿。そんな姿を見て奈央子は様々なことを思い、謎を解き明かしていきます。
その描写もまた上手く書かれているなぁと思いました。
4章の「回転木馬」は「麦の海に住む果実」の話をちょっと変えて出てきたような感じですね。
「三月は深き紅の淵を」/