六番目の小夜子
<原作の感想>
これは、最初ドラマを見た影響です。注目株だった鈴木杏ちゃんと山田孝之くんが出るというのを聞いてドラマを見ました。見たらはまっちゃって・・・・。毎週ワクワクして見ているうちに、原作があるということに気づいて、早速図書館に借りに行きました。
これが、私にとっての恩田陸ワールドとの出会いですね。ドラマ同様、原作もすぐのめり込んでしまい、約2時間で読破。元々ミステリ好きだったのもあって、再び本(小説)を読むと言う楽しさを取り戻してくれた作品でもあります。 私はドラマの終わり方も好きですが、小説の終わり方も好きです。この物語はあるゲームから始まります。
『探偵』ゲームと言うべきでしょうか??『犯人』が捕らえられるまでこのゲームは続くと言う・・・・。
この『犯人』に当たるのが、この話では『サヨコ』と呼ばれ、『サヨコ』になる者は『サヨコ』 自身とその『サヨコ』を指名します。『サヨコ』の鍵を受け取った『サヨコ』は、4月の始業式の朝、自分の教室に赤い花をいけなければならないのです。
赤い花が活けられた瞬間から、その歳のゲームはスタートします。『サヨコ』のすべきことはたった一つ。それさえ誰にも自分が『サヨコ』である
ことを悟られることなくやり遂げれば、その年の『吉きしるし』であり、『サヨコ』は勝ったことになるのです。
この話は『六番目のサヨコ』の年で、一人の津村沙世子という少女が転向してきたことにより、男女4人をめぐる不思議な学校生活が始まるのです。特に秋と沙世子のやりとりが面白い。傍観者な秋を沙世子が突っ込むところがまたなんとも。雅子と由紀夫の会話も好きですけどね。うん。
テンポが良く、読んだ後のあのなんとも言い切れないような脱力感。一度読むと止まりません。
私の中学か高校の時にこう言うのがあったらどうだったんだろうと、色々と考えてしまいます。
あの時の懐かしい風景が思わず蘇る、そんな作品です。ドキドキしたスリル感を味わいながら、でも後味がすごく良いので、ミステリ初心者にはオススメかな。
キャラクターも個性的だし、誰でも楽しめます。私の原点とも言うべき小説。一度読んで見てくださいな♪
<ドラマの感想>
原作の感想に書いたとおり、山田孝之くんと鈴木杏ちゃんが出るというので見たのがきっかけでした。映像の迫力といい、音楽も良いし、「こんなのが見たかった!」と思ったドラマです。見終えた後続きが気になって仕方なかったです。だから土曜6時から必ずビデオに録って見てました。こんなに続きが気になるドラマ初めてですよ。音楽を担当しているcobaさんは、昔少年隊がやっていた深夜番組(今は少年タイヤですが)のゲストで来ていたので覚えてました。
杏ちゃんも孝之くんも想像以上に良い演技だったし、何よりも津村沙世子役の栗山千明ちゃんの演技が良かった。『死国』のイメージが強すぎたのでどうだろ〜?と思ってたんですけど、これがまた良かったです。新人の役者だった勝地涼くんや松本まりかちゃん達もなかなかの演技でした。ヘタなドラマ見るよりずっと良いです。
なんかここに出た役者さん達はみんなそれぞれ結構活躍してますね〜♪嬉しい限りv
原作読んで気づいたのが、主人公である”潮田玲”という役はドラマのオリジナルだということ。
しかも原作とほとんど設定が違います。原作もドラマもどちらの作品も好きですね。
キャラクターが何よりも生き生きしていて、見ている方が思わず楽しんでしまう、そんな作品です。
今度は映画で原作に忠実なものをやって欲しいです。