木曜組曲
重松時子という偉大な作家を巡る5人の関係者たちが、毎年時子の家でもある「蝶の棲む家」に集まる。
5年前、重松時子は毒を飲んで亡くなっていた。
彼女が自殺なのか、他殺なのかを命日の近くに集まり、議論するのだ。
絵里子に、つかさ、えい子、静子、尚美、みんなそれぞれ形は違うが、時子と同じもの書き。
この日、えい子が集まるみんなのために腕をふるって料理の準備をしていた。
そんなところに「フジシロチヒロ」と名のる者から花が届く。
「フジシロチヒロ」―・・・それは晩年時子が書いた小説、「蝶の棲む家」で最後は妹に殺されてしまう姉であった。
その時、静子がこう言う。 「あたしが時子姉さんを殺したんだわ」―・・・・・・と。
5人の5年間の考えていたこと、推理、また振り出しに戻りながらも、時子の死の真相を追い答えを探す。
そんな5人の心理状態を上手く描いている作品だと思います。

中途中で出てくる料理も必見なのがこの本。
登場人物が全員女と言うこともあって、女性なら読みやすい一冊ではないでしょうか?
結末は意外と自分が思ってるものと違っていて、とても楽しめました。


「木曜組曲」/
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