劫尽童女
今までの作品とは一味違うこの作品。
4つの章に別れていて、私が一番好きなのは「VOLUME2 化縁」です。
話的に一番穏やかな章です。何せ穏やかなのが一番好きな私(汗)
主人公の少女ハルカは特殊な能力の持ち主。
特殊な犬、アレキサンダーを自由に操れます。
ハルカは自分の過酷な運命に翻弄されながら、自分の生き方を探すそんな話。
今までの作品と違うのは、恩田先生の思っていることと言うのが表れてると言う箇所があるということ。

「思うに、アメリカ軍というのは男性なるものの最後の象徴だわね。世界はもともと女のもの。
生物だって、もともとはメスで誕生して、染色体やホルモンのおかげでようやく男のなれるのよ。
男というのは『なる』ものなの。『なる』ことを望まなければ男になれない。」(抜粋)

この箇所読んだ時、びっくりしました。
そう言う考え方もあるのかと。
でも最初の部分の男性の象徴がアメリカ軍というのはあながち嘘じゃないなと思いました。
うん。そう思う部分確かにあるし。
女の立場でみてるからかもしれないけど。
終わり方がちょっとイマイチだったかなぁ?って感じでした。
人によって感じ方が違うと思うので、ためしに読んでみてはいかがでしょうか?



『劫尽童女』/光文社文庫/
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