| 空の上 見下ろせば見えてくる 「北の大地へようこそ」 帰ってきましたわが故郷 |
| 一年ぶりのわが故郷。 想いを馳せながら乗った飛行機。 地上を窓から見ていれば、だんだん山が白く染まっていくのが見える。北へと北上しているのがわかる。 冬の北の大地は冷たいけどあたたかい。 人のぬくもりがわかるから。 胸を躍らせて、早く帰りたいと願っていたこの一年。 今、果たされる。 飛行機が故郷に着いて、目に映されるのは「北の大地へようこそ」と言う看板。 私はそれを見て、「ただいま」と一言呟いた。 「試される大地、北海道」。 私が故郷を離れる少し前からのキャッチフレーズ。 私はこの言い文句好きだ。色々と試されてる。 試されるたびにわかることがある。 今の自分も色々と試されてるわけで、そう思ったら仲間だねとくすり笑った。 重い荷物を受け取れば、辺り一面の雪を見て、匂いを嗅ぐ。 雪の匂いがなつかしく、またこの匂いを嗅いで初めて故郷に触れてる気がした。 <解説> これはノンフィクションです。 実際いつも私が実家に帰るとき思うこと。 「北の大地へようこそ」と言う看板ははっきり言ってありません。あ、でもキャッチフレーズである「試される大地、北海道」というのはあります。 空港に降り立つと、私は独り言で「ただいま」と言う癖があります。一年ごとに帰る北の大地はいつも表情が違うなと思うんですね。懐かしくて、嬉しくて、毎年帰るくせにそんなこといつも思うんです。 やっぱり北海道が好きなんです、私。 北海道に生まれて、育って、良かったなと今では思います。 まぁ、一度出てみないとこう言うこと思わないんだろうなぁ……。
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