「また明日」 そう言って別れる交差点
あなたの背を見て 今日も言えずにいる

夕陽を背に彼は私に対して「また明日!」と言うのだけれど、私はと言うと彼に言いたいことがあって。
でも言えずにいる。
伝えたい気持ちはいつも一緒なのに、言葉には表せない。
「好き」と言う言葉は勇気がいることであり、また呪文のようなもの。好きな気持ちが溢れそうになって、こぼれそうになるのを必死で止めて。
彼に振り向いて欲しいから。
でも、本人は笑顔で私に「また明日」と言ってくる。
告白して拒絶されたらそんな日もなくなるかもしれない。
それは嫌だ。
そんな葛藤を毎日繰り返してる。
私の苦悩なんて彼は知らないのにね。
悔しい、こんな気持ちなくても良かったはずなのに。
彼と出会ってしまったから。
彼に笑顔を、勇気を一度貰った日から。
私の想いは行く宛先があるのに届かない。
大好きだから、だから臆病になる。
明日こそ、あなたに気持ちを伝えよう。


<解説>
夕焼けの空に染まって私たちが映っている、そんな状況です。主人公は中学生。たまたまクラスメイトである彼と帰りが一緒になり、途中の交差点まで一緒に帰ってる状況です。
彼のことが好きな主人公。
いつも言いたい言葉があるのに、言えずにいます。
臆病な自分を、非難しながらもでもどこかたのしんでいる、そんな感じ。
明日こそ伝えたいなと言う気持ちを彼の別れ際の背を見て、
決意している、そんな感じを詠んでみました。


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